こんにちは。
本日は、よくある相談のお話をしたいと思います。
タイトルの通り、子犬がトイレ以外の場所で排泄してしまう、トイレをなかなか覚えてくれないというものです。
子犬を迎えてトイレを設置しているが、正しい場所で排便排尿をしてくれない。
こんな時はどうすればいいのでしょう?
ポイントをいくつか紹介していきたいと思います。
子犬は成犬に比べてトイレの回数が多いです。
特に起きている間は長時間我慢ができません。
その中で、まずはどんなタイミングで排泄しているかを観察してみてください。
例えば、食後に排泄することが多かったりしませんか?
他にも、寝起き、遊んだ後など、子犬がよく排泄するタイミングがありませんか?
このような排泄しやすいタイミングを把握し、そろそろ排泄するかもしれないという時に抱っこしてトイレに連れて行ってみてください。
また、排泄する前は地面のにおいを嗅いだり、ソワソワする行動がみられます。
そういった行動が見られたらすぐトイレに連れて行きましょう。
トイレの面積は初めのうちはちょっと広めに確保しても良いと思います。
飼育環境が広い場合はトイレが1カ所だとすぐにトイレに連れて行けないかもしれないので、初めのうちは複数個所トイレを設置しても良いと思います。
ペットシーツを敷いただけの開放された環境よりも、部屋の隅にサークルで囲うなどしてトイレゾーンを作り、ペットシーツを敷き詰めてその中ならどこで排泄しても失敗にならないようにしましょう。
トイレゾーンで排泄ができたらすぐに大袈裟に褒めてあげてください。
その時に少量のおやつを与えても良いと思います。
時間が経ってしまうと排泄したことに対するご褒美だと認識できないので、与えるなら排泄直後に与えましょう。すぐ手の届く所におやつを用意しておいた方がいいでしょう。
ただ、おやつを与える時は量に注意です。
人から見るとちょっとに見える量のおやつでも、子犬からしたら大きいことが多いです。
おすすめは人の小指の爪先くらい。少ないと思うくらいのほんのちょっとでOKです。
与えすぎると将来的に肥満になりやすいですし、場合によっては肝臓が悪くなる子もいます。
話を戻します。
要は、トイレを成功しやすい環境を作ること、人の手で失敗にならない環境にすることです。
そして成功した時はしっかり褒めてあげること。
失敗したとしても絶対に怒らないこと。
失敗した時に怒ってしまうと、子犬は「排泄すると怒られる」と勘違いし、隠れて排泄するようになったり、排泄したことを隠そうとして便を食べてしまうかもしれません。
失敗した時に大きい声を出して騒ぐのもNGです。
これは間違った場所で排泄すると飼い主さんが喜ぶと勘違いする可能性があります。
静かにさっと片づけましょう。
間違ったところで排泄した時は臭いが残らないようにしっかり掃除しておきましょう。
トイレができるようになってきたら徐々にトイレゾーンを狭くしたり、敷いているペットシーツの面積を狭くしていきましょう。
最終的にはトイレゾーンの囲いも撤廃してOKです。
「排泄すると褒めてもらえる」と学習した子は、排泄後に吠えて排泄したことを飼い主に教えてくれることがあります。
教えてくれるとすぐに掃除もでき、その後排泄物を踏んで体が汚れてしまうことも防げます。
簡単ではないかもしれませんが、ご家族全員で協力して頑張ってみてください。
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