ペット保険に加入していますか?
ペットショップで犬猫を購入する際に保険が付いていることもありますよね。
そういうこともあってか、近年ペット保険に加入している方が増えているなぁと感じます。
ペット保険を扱っている会社もかなりたくさん存在しています。
私は診察もしますが、診察後にお会計も担当することがあります。
「合計○○円です」と伝えた時に「あ、保険証あります!」と渡されることがあります。
私の方からお会計時に「ペット保険に加入されていたりしないですか?」と聞いて「あ、あります!」と保険証が出てくることも結構あります。
保険会社によっては動物病院でそのまま自己負担額だけ支払えばいい“窓口清算”が可能です。
例えば診療費の70%を保険会社が負担してくれるというプランで契約している場合、飼い主さんは残りの30%分を動物病院で支払えばいいというものです。
飼い主さんは保険会社へ保険金の請求手続きを直接しなくていいのでとても便利だと思います。
しかし、お会計時に保険証を提示されてもその場ですぐに「あ、それなら飼い主さんは3割負担なのでお会計が変わって○○円ですね~」とはなりません!
動物病院のスタッフはその保険証をもとに、各保険会社のホームページから証券番号などを入力し、有効性の確認などを行う必要があるため、時間が数分かかります。
保険会社によって手続きのやり方は少し違っており、時間がかかることもあります。
なので、診察後スムーズに帰れるように、窓口清算可能なペット保険証をお持ちの方は動物病院を訪れて診察券を出すときに保険証も提示しておきましょう。
受付時に渡し忘れたとしても、せめて診察室を出るまでにはスタッフに渡しておくことをおすすめします。
私の知る限り、窓口清算が可能な保険会社はアニコム、アイペット、ペット&ファミリーです。
これらの会社を利用していても、契約プランによっては窓口清算が利用できないこともあります。
また、すべての動物病院が窓口精算に対応しているわけではないので注意です。
窓口清算ができない保険会社に加入している場合は、動物病院で発行された領収書を使って飼い主さん自身で保険会社へ請求の手続きをすることになります。
いつもはできる窓口精算が何かしらの理由でできなかった場合も、領収書を使って後日飼い主さんが保険会社に請求することになります。
この際、領収書に記載されていなければならない事項があります。
例えば被保険者名、ペット名、傷病名、薬品名、動物病院の住所・電話番号、獣医師の印鑑などです。
必要な記載項目は保険会社によって異なります。
どんな項目が必要か加入している保険会社の説明書をよく読み、できれば会計前に必要な記載事項を伝えておくといいでしょう。
また、保険会社によっては手書きした部分には印鑑が必要ということもあるので、そういった細かいことも伝えるようにしましょう。
領収書とは別に獣医師が記載しなければいけない書類が必要な保険会社もあります。
後日、書類作成の依頼に動物病院を訪れてもOKです。
また、保険適応と非適応のものがある場合は、領収書を分けてもらうといいでしょう。
同じ日に保険適応の診察を受けていたり、保険適応の薬を処方してもらったりしている場合、全てを1枚の領収書に記載してしまうと保険請求が面倒になってしまいます。
保険会社によって補償内容は多少異なるかもしれませんが、基本的には以下のようなものは保険適応外であることがほとんどだと思います。
・ワクチン
・予防薬(ノミ、ダニ、フィラリアなど)
・爪切り、肛門腺絞りなどの日常ケア(なにか症状がある場合は保険対象になります)
・持ち帰りの療法食(入院中に使用する療法食は保険適応になります)
・健康診断(なにか症状があって検査する場合は保険適応になると思います)
・健康補助食品(サプリメント)
●まとめ
窓口清算できる保険証をお持ちの方は診察券と一緒に最初に提示すること。
窓口清算できない保険に入っている方は、保険に加入していることと必要な記載事項などを予め伝えるようにしましょう。
その日の内容が保険適応かどうか判断がつかない場合も、とりあえず保険証を渡しておきましょう。
動物病院で判断してくれますし、適応外ならそのまま返されるだけです。
保険証を先に提示することで、少しでも動物病院での待ち時間が減り、スムーズに帰宅できると思います!
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