大学時代の帰省は鈍行で~青春18きっぷ体験談~

貧乏獣医学生の日常

大学生はそろそろ期末テストでしょうか。

その後長い長い夏休みに突入する方も多いのではないでしょうか。

私も大学生の頃はちょうど今頃期末テストの勉強で苦しんでいました。

苦しんだ分、テストが終わって夏休みに入った時はもうそれはそれは幸せでした。

これから2ヵ月近く休みだ!っていうあの幸せな気分をまた味わいたいなぁ…。

大学生の夏休みって長いですよね。素晴らしい。

今現在、夏休みらしい夏休みはありません…(泣)

休めても3連休がMAX。夏休み感ゼロです。

土日祝日が休みの人にとっては1年間で3連休なんて何回あるんですかね?

羨ましすぎます。

大学生の皆さん、学生時代の長期休みは貴重ですよ~。

そんな大学時代の長期休みを思い返すと、よく青春18きっぷを使っていたことを思い出しました。

関東から関西へ、関西から関東へ、青春18きっぷにはだいぶお世話になりました。

社会人になってからはあまり時間が取れず、ぱったりと使わなくなってしまいました。

コスト重視の場合、青春18きっぷはすごくおすすめです。

大学時代に青春18きっぷを使いまくっていた筆者の体験談を書いてみました。

青春18きっぷとは? 値段は?

まずはじめに、青春18きっぷって何?という方のために簡単にご説明させていただきます。

青春18きっぷとは、全国のJR線の普通列車に1日乗り放題の切符です。乗り降り自由!

1枚のきっぷで5回分がセットになっており、2023年7月現在の価格は12050円です。

子供も大人も同じ金額です。

切符の名前から年齢制限があると思い込む方も多いのですが、年齢は関係ないです。

大人でも1回あたり2410円で乗り放題です。

私が大学生の時は11850円だったので、少し値上がりしました。
その前は11500円だったような…。

発売期間、利用期間が決まっており、春、夏、冬に利用できます

利用期間は

春は3月1日~4月10日まで、

夏は7月20日~9月10日まで、

冬は12月10日~1月10日まで利用できます。

切符はみどりの窓口や指定席券売機などで購入できます。

金券ショップでも手に入ったりします。

5回分がセットになっているので、5回も使わないという場合は金券ショップで売却してしまうのもありです。

また、1枚の切符で同じ日に5人グループで移動することもできますよ。

私はある時、藤沢駅の券売機で切符を購入し、一人で電車に乗って大阪へ行きました。

大阪駅に着いたら金券ショップへ直行し、残りの4回分を売却したことがあります。

売るなら利用期間の初めの方で売った方が高く買い取ってもらえます。

もう何年も前の話なので今は参考にならないかもしれませんが、8月7日に11850円で購入し、その日に残った4回分を大阪で売却したら、8640円で買い取ってもらえました。

1回分が3210円ということになります。

偶然ですがその2年後にも全く同じ日に同じことをしていたみたいで、同じく8640円で買い取ってもらえました。

割高になってしまいますが、残りを使う予定が無い時は早めに売ってしまうのも手です。

新幹線なら学割を利用してもはるかに高いので、3210円でも1万円くらい節約になります。

学生にとっては1万円は大きいです。

なんせ私は1か月の食費が1万円程度で過ごしていましたからね…。1か月分の食費が浮くのは大きい。

使用方法

駅の改札の窓口で駅員さんに切符を見せるだけです。

その日最初の利用の時だけ日付のスタンプが押されます。

あとは降りる時も、乗る時も、再度その切符を駅員さんにチラ見せするだけです。

期間中は青春18きっぷを利用している方が結構多いので、駅員さんも「はいはい」って感じですぐ通してくれます。

駅員さんは日付を確認していると思いますが、印字が薄かったりするとよく見えない時があり、大変だろうなぁ…とか思ってしまいます。

一度、すでにスタンプを押されているのに、印字が薄すぎて再度押されたことがあります。

訂正してくれましたけど。

自動改札機は通れません。

電車で乗れるのはJRの普通列車の普通車自由席のみです。

グリーン車に乗るなら別途グリーン券が必要です。

貧乏な学生はひたすら普通車に乗っての移動です。

青春18きっぷの詳細はJRのHPをご確認ください。

藤沢から大阪まで乗ってみて

いつも最初はこれから長旅が始まるというわくわく感があります。

私はいつも藤沢駅からJRを利用していましたので、とにかく大阪までひたすら東海道線を下っていきます。

藤沢→熱海→静岡→浜松→豊橋→大垣→米原→大阪

というような乗り換え方が多かったです。

たまに熱海ではなく沼津乗り換えだったり。
興津とか、掛川とか、島田で乗り換えたこともありました。

藤沢~熱海、豊橋~大垣、米原~大阪は快速電車がありましたが、それ以外は基本各駅停車です。

静岡県を通る間は各駅停車なのですが、一駅一駅の間隔が長かった印象です。

ひたすら終点から終点まで電車に乗って、乗り換えの時に急いでトイレを済ませるということを繰り返します。

だいたい大阪までは8時間くらいかかりました。

朝早く出る時もありましたし、ある年は朝9時3分に藤沢を出発し、17時13分に大阪駅に到着したという記録が残っていました。8時間ちょっとですね。

不思議なことに、時間的な中間地点は浜松のあたりです。

藤沢から浜松まで約4時間くらい。隣の県なのにね。

静岡県がすごく長いです。

逆に言うと静岡県の端から大阪まで4時間で行けちゃいます。

豊橋から大阪までは快速電車が多いので、バンバン駅をとばしていきます。

ちなみに東海道線はたいてい車内にもトイレがありますので、途中でトイレに行きそびれても安心です。

何度も通っていると東海道線の駅名に詳しくなります。

あと、乗り換え駅のトイレにも詳しくなります(笑)

もし途中で人身事故が起きて電車が止まったら大変だと考えてしまい、私の場合はあまり途中下車せずに先を急いでました。

一度名古屋駅で途中下車したことがありますが、百貨店でトイレだけ借りて電車に乗り込みました(笑)

とはいえ、朝6時頃に藤沢を出発しても14時頃には大阪に着けます。

なので名古屋で4時間観光したとしても18時には大阪に着ける訳です。

どこか気になる駅で降りてみて観光してみるといいと思います。

ちなみに私は大阪から青春18きっぷを使って日帰りで名古屋へ行ったこともあります。
大阪から名古屋まで鈍行で3時間くらいです。新幹線だと50分くらいだけどね。

はじめはわくわくしていた旅も、大阪が近くなってくるとお尻も痛くなってきて、さすがに疲れます。

電車に乗っている間に所々で東海道新幹線が近くを通っており、何本も新幹線に追い越されるのを見て、「新幹線は値段が高いけど、やはり乗る価値があるなぁ…」と痛感することも多々ありました。

私の友人が東京から大阪まで青春18きっぷで移動した時は、もう一生やりたくないと思ったみたいです。

うん、まぁ電車好きな人じゃない場合は多少忍耐が必要かもしれません。

1回乗ると疲れますが、なんだかんだで私は何往復したことか…。

めちゃくちゃ利用しました。

景色を見ているとあっという間な時もありました。

時間が長いので本を持って電車に乗り込んでみるものの、結構景色を見るのに夢中になって全然いつも本を読まなかったです。

イヤホンで音楽を聴きながらずっと景色を見てました。

普通列車なので、お昼ご飯を食べる時はいつも周りに気を遣いました。

他の人からしたら普通の電車なので、電車の中でご飯って結構食べにくいのです。

いつもおにぎりを持って電車に乗っていました。

私的にご飯を食べやすかったポイントは、豊橋駅から快速に乗ったあたり

席が2人掛けのシートになるので、ご飯食べててもあまり変な目で見られなかったです。

しかし、名古屋駅が近くなると人が増えてきたりするので、早めに食べた方がいいかもしれません。

浜松~豊橋は車列が短いので、ちょっと車内が混雑したイメージがあります。

ご飯に関しては、途中色々な場所を通るので、一度下車してご当地のグルメを楽しむのがおすすめです!

最後に

最後に、青春18きっぷで関東~関西を行く場合のメリットとデメリットを考えてみました

メリット

安い

・乗り降り自由なので、気になった駅があれば降りて散策できる

・鈍行で景色をみながらゆっくり旅するのも面白い

デメリット

・時間がかかる

・新幹線と違って電車内でごはんが食べにくい

・5枚セットなので、全部使えない時は1枚あたりが割高になる可能性

・利用期間が限られている

・電車が混雑していると長時間立つ時もあるかも
(終点から終点まで乗る場合は座れることが多い)

・新幹線に比べるとかなり疲れる


デメリットの方が個数的には多くなってしまいましたが、私はまた機会があれば青春18きっぷ使いたい派です。

ちなみにこれまで藤沢~大阪以外では、日帰りで大阪~名古屋、大阪~姫路、藤沢~鴨川なども利用したことがあります。

大学時代はホントにお世話になりました。

ぜひこの夏、青春18きっぷを利用してどこか出かけてみてください。

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