犬につけるなら首輪と胴輪どっちがいい? 

首輪や胴輪は犬を散歩に連れて行く際の必需アイテムです。

飼い主さんから「首輪と胴輪はどっちが良いですか?」とよく聞かれたりします。

それぞれのメリット、デメリットを紹介します。

首輪のメリット

動きをコントロールしやすい

首を引っ張られると犬は苦しいので、動き回る犬をコントロールするには首輪が使いやすいです。

引っ張り癖がある子で、それを直したいと考えている場合は首輪の方がおすすめです。

トレーニングには首輪を使うことが多いように思います。

タグを付けておきやすい

首輪にネームタグや狂犬病注射済票、鑑札を付けている方も多いと思います。

首輪の場合は24時間付けっぱなしにし易いので、タグも常に身に付けておきやすいです。

特に脱走癖のある子は常時個体識別できるものを身に付けておくことをおすすめします

近年はマイクロチップが入っている子も多いと思いますが、マイクロチップはリーダーが無いと読めません。

リーダーのある場所(動物病院)へ行き、読み取ったマイクロチップナンバーをインターネットで問い合わせしてやっと飼い主情報に辿り着くことができます。

首輪に名前と電話番号が書いてあれば誰でもすぐにわかるので、迷子になっても飼い主の元へ早く帰れるかもしれませんね。

首輪のデメリット

体に負担がかかる

引っ張る時に頸椎や気管に負荷がかかるため、首を痛めてしまったり、気管を圧迫して咳が出たりすることがあります。

トイプードルのような首が細く華奢な犬種は引っ張る時に注意が必要です。

呼吸器が弱い短頭種などの犬種も注意です。

動物病院でふだん診察していて、頸椎が悪い子や気管虚脱(気管が扁平になってしまう病気)の子には胴輪をおすすめしています。

抜けやすい

首輪は犬の体型によっては抜けやすいです。

例えば、頭と同じくらい首が太いブルテリアは首輪が抜けやすい犬種としてよく挙げられています。

ブルテリアを飼育している方はそう多くないと思いますが、身近なところで言えばフレンチブルドッグなども注意です。

柴犬やコーギーのように首周りの毛がフサフサしている子も首輪が抜けやすいことがあります。

動物病院に入るのが嫌で抵抗した柴犬の首輪が抜けて逃げてしまい、すでに怖がってしまっているので飼い主さんでもなかなか捕まえられずに苦労したなんてことがあります。
それ以降、動物病院に入ることを犬に気づかせないために頭に毛布を被せられて抱っこで来院されたりしています。

胴輪のメリット

体への負担が少ない

胴に広く力が伝わるので引っ張った時の体への負担が首輪よりも少ないです。

抜けにくい

首輪よりも抜けることが少ないように思いますが、絶対ではありません。

持ち手が付いていると制止しやすい

胴輪によっては飼い主がつかめる持ち手が付いているものがあります。

犬が突然飛び出そうとしたときに、とっさにつかんで制止しやすいです。

体を持ち上げやすい

上半身全体を支えてくれるので、犬の体を持ち上げやすいです。

そのため、足腰が弱っているシニア犬などでは歩行を補助しやすいです。

胴輪のデメリット

動きをコントロールしにくい

首輪よりも引っ張られた時の苦しさは減るため、犬によっては遠慮なく行きたい方向へ進んで行こうとします。

そのため犬の動きをコントロールしたい時には首輪よりも効力が劣ります。

力が強い大型犬では引っ張る力が強く出るので要注意です。

まとめ

どちらもそれぞれメリット・デメリットがあります。

首輪か胴輪どちらにするかは、それぞれのの性格や体の特徴を踏まえて選ぶのが良いでしょう。

また、とても怖がりでパニックを起こして逃げ出しそうな子は首輪と胴輪を両方装着し、それぞれにリードを付けるダブルリードもおすすめです。

特に保護犬は怖がりな性格の子が多いですし、犬種でいうと柴犬もよく首輪や胴輪が外れてしまって逃げてしまうなんてことがあるように思います。

しっかり首輪を付けているつもりでも、パニックになって暴れてしまうとスポーンと外れてしまうことがあるものです。

逃げ出して交通事故にあったなんてことになったら最悪です。

でも実際にこういう話はあります。

ペットホテルに預けられていた子が散歩中に逃げ出して車にひかれて動物病院に来たりすることもありますし、飼い主さんがちょっとお店で買い物する間に外のポールに犬を繋いでおいたら首輪が外れて車にひかれて死んでしまったなんてことも経験があります。

とにかく抜けないようにしておくことは大切です。

また、首輪にしても胴輪にしても、ネームタグや鑑札など個体識別できるものは身に付けさせておきましょう

首輪に付けていても、首輪ごと抜けてしまっては意味がありません。抜けないことは大前提。

ネームタグの付いた首輪を付けて、リードは胴輪に繋いで散歩している方も多く見かけます。

なんとなく個人的には胴輪を使用している方が増えてきていると感じます。

胴輪から首輪に変える人は少ないですが、首輪から胴輪に変える飼い主さんは多いような気がします。

首輪・胴輪選びのポイント

・首輪でも胴輪でも、太さは重要なポイントです。細いと食い込んでしまうので注意

・クッション性があると皮膚に優しい。

首輪なら付けたときに人の指が2~3本入るくらいの余裕を残すと本人は苦しくないはずです。
 微調整できると便利

・丈夫な素材で作られており、ちぎれない。

・胴輪ならハンドルが付いていると個人的には便利だなと思います。

あとは機能性を重視するか、見た目も重視したいかなど、人にもよるのかな。

この胴輪は使っている方が多い印象があります↓ユリウスケーナイン。

こちらはハーフチョーク首輪です↓引っ張ると首が閉まりますが、閉まり過ぎないように設計されています。

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