獣医師もりねこの最近~12月~

獣医師の仕事

こんにちは。

今年も残すところあと半月ほどになりましたね。1年があっという間です。

この時期は乾燥するので特に手荒れが治りません(;-;)

動物病院で働いていると一日に何度も手を洗いますし、アルコールにしょっしゅう触れます。

正直言うと一年中、手荒れが気になります。

これまで様々なハンドクリームを試しましたが、なかなか解決できません。

ハンドクリームが力不足というよりは、手を洗う回数が多すぎるのと、アルコールを触る機会が多すぎるからだと思います。

こまめにハンドクリームを塗ったりすれば違うのかもしれませんが、なかなか余裕がありません。

ゴム手袋をつけてカバーしてしまうという手もありますが、採血する時に素手じゃないと血管の走行がつかめない時があったり、手袋が汚れて頻繁に交換が必要になったり、何だかんだ手袋生活が続かないです…。

皮膚のひび割れがひどい時は軟膏を塗り、絆創膏を巻いて保湿すると治りが早いです。
でもまた絆創膏を取るとすぐにひび割れたり…。

一時期その繰り返しでいつも指が痛かったですが、最近は手を洗う洗剤の種類を気をつけることで皮膚のひび割れはましになった気がします。

でもかさつきは無くなりませんね…。手荒れに悩んでる獣医師、動物看護師は多いような気がします。

手荒れの話はさておき、最近診察後に「今年はこれで(病院に来るのが)終わりだから、よいお年を!」と言われることが多くなってきました。年末なんだなぁと感じます。

年末が近くなってくると患者さんから薬やフードを頼まれるときに、次が年末年始にかぶらないように多めに薬を処方してほしいと言われたりします。

療法食も、いつもなら1袋のところ、「年末を挟むので今回は2袋下さい」と言われたり。

年末年始のことを考えて早めにフードや薬を手配することは大事ですね!

年末は動物病院に薬やフードを納品する業者さんも休みに入るので、動物病院で療法食などを購入されている方は早めの注文をおすすめします。

ギリギリになると発注が間に合わないかもしれません!

「あとちょっと早く言ってくれたら発注間に合ったのに~!」ということが多々あります。

しかも「明日の分のフードももう無いです…」と言われたりします…。

もうちょっと余裕をもって注文してください~(;-;)

仕方なく食べているフードの小袋サンプルを大量に渡して数日しのいでもらうことも…。
中型犬以上になるとサンプルも足りません(笑)

皆様お気を付けください。


最近の診察状況については、肺が悪くなって容体が急変する子が今月は多いと感じています。

原因は肺炎、肺水腫、腫瘍の肺転移など、それぞれです。

肺が悪くなるととても危険です。急変することが多いのです。

人でも近年だと新型コロナウイルス感染症により肺炎を起こした方が、数時間で容体が急変して亡くなったというニュースを聞いたことがあるかもしれません。

肺の不調は本当に怖いです! 

さっきまで普通にしていた子が急に悪くなってコロッと亡くなってしまったりします。

レントゲン検査で肺は黒く映るのが正常なのですが、初めはちゃんと黒く映っていても、次の日には肺野が真っ白になり心臓の陰影も隠れてしまうくらい急激に悪化することも珍しくないです。

レントゲンで少しでも肺に異常が見られた時は「急変するかもしれない」と注意します。

診察中も呼吸状態が悪い子はかなり注意を要します。

レントゲン検査で体を横にしたり、仰向けにしたりするだけでもそれが命取りになることもあります。

咳をしたり、呼吸がいつもより荒い(お腹を使って呼吸している)場合は早めに動物病院を受診してください。

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