特に7月に入ってから急激に見かけるようになりました。
それはノミです。
ノミが本気を出してきています。
飼い主さんが気づいて来院される場合もありますし、診察中にこちらで発見することもあります。
「体を痒がる」という主訴で診察するとノミが体表を走っていたり。
さらには瓜実条虫もちらほら見かけます。
「うんちに白いゴマみたいなのが付いている」「肛門に白いものが付いている」という話から、それが瓜実条虫であることがわかり、瓜実条虫はノミを食べることによって感染する寄生虫ですので、ノミの感染が発覚するというパターンもあります。
動物は連れてこずにノミ駆除薬だけを購入しに来る患者さんも結構多いです。
毎月ノミの駆除薬を投与しているけれど散歩でノミを拾ってきたみたいなのでシャンプーしてほしいと来院される方もちらほらいます。
弱ったノミや死んだノミが体に付いているとのことです。
ノミ駆除薬を投与していてもノミがついてしまうことがありますが、その場合はたいてい薬の効果で死んでいきます。
死なない場合は薬の投与が上手くできていないか、もしくは耐性でも獲得しているのか?
効果を感じない場合は薬の種類を変えることをおすすめします。
ノミについては昨年も記事を書いていますので、よろしければ参考にどうぞ↓
「ペットのノミ対策していますか? 痒いだけが害ではないノミの寄生」
ノミが大量に寄生してしまうと家の中の掃除も大変になってきます。
掃除機をしっかりかけたり、寝床の敷物を洗濯したり、バルサンなどでしょうか。
13℃以上でノミは活動すると言われていますので、ノミの活動期間中は毎月駆除薬を投与しておくことをおすすめします。
本当にひどくなるとノミに吸血され過ぎて貧血で死にかける子もいます。
信じられないかもしれませんが、本当の話です。
過去に貧血が重度過ぎて輸血した症例をみたことがあります。
お気を付けください。
ノミに寄生されると良いことないです。
お薬は動物病院で処方してもらうことをおすすめします。
フロントラインプラス、フロントラインスプレー
レボリューション、レボリューションプラス
ネクスガード、ネクスガードキャットコンボ
クレデリオ
シンパリカなどなど様々な駆虫薬が販売されています。
個人的には犬であれば経口投与薬がおすすめ。
猫は基本的に滴下薬になります。
この時期は抜け毛が多い子もいるので、ブラッシングついでにノミがいないか探すのもいいかもしれません。
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