寒暖差が激しいですね。こういう時は…

近状報告

今日は軽く近状報告です。

寒暖差が激しいですね。

数日前は2月だというのに夏を感じさせる暖かさ。いや暖かさというか、暑さと言ってもいいくらいでした。

なのに今度は日中の気温が3℃? 真冬に逆戻り。

同じ場所にいるとは思えない気温の落差です。

こういう時は人も体調を崩しがちですよね。

動物も気温差には弱いのかなと思うことがあります。

ここ1~2週間は特に消化器症状や血尿を主訴に動物病院へ来院する子が多いような気がします。

若い子でも下痢や嘔吐を主訴に来ています。

何か心当たりはありますか? と飼い主さんに聞いても特に無いと言う方が多いです。

若い子であれば早めに処置をしてあげればすぐに快方に向かうことが多いですが、高齢の子は症状が重くなる子もいます。

高齢の子は初めの症状が下痢だけだったとしても、長引いてしまうことで脱水を起こし、そこから他の臓器に影響が出て衰弱していくなんてこともあるので注意が必要です。

特に今月は膵炎の検査に引っかかっている子が多いような気がします。

食欲が無い、嘔吐している、お腹が痛そうなどの症状が見られる場合、膵炎を起こしている可能性があるので早く動物病院へ連れて行くことをおすすめします。

数日様子を見てしまうとその間にどんどん重症化してしまうことがあり、治療が手遅れになることもあります。

犬の膵炎については先日記事を書いていますので、そちらを参考にしていただければと思います↓

犬の膵炎

本格的に暖かくなるまでもう少しですかね。

春は一番好きな季節ですが、動物病院で働く者にとっては一年で一番忙しい季節でもあります。

3月になると狂犬病予防注射の接種で忙しくなり始めます。

最近インターネットで日本には狂犬病が無いから予防接種はしなくてもいいという偽情報が出回っているというニュースを見ました。

確かに日本では現在発生がありませんが、日本のまわりの国では狂犬病があり、日本にもいつ入ってきてもおかしくない状況です。

そんな状況で、国内の犬たちが予防注射を受けていないと国内で狂犬病が広がってしまう危険があります。

発症したら100%死亡する怖い病気です。

日本にいると知らずに過ごしている人がほとんどだと思いますが、世界では毎年狂犬病が原因で多くの人が亡くなっています。

日本に狂犬病を広げないためには犬を飼育している全ての飼い主さんの協力が必要です。

春になったら狂犬病予防注射へ行きましょう。

4月は接種のピークなので確かに動物病院も非常に混雑します。

3月の早い時期に行くと比較的空いているかもしれません。

私の勤めている動物病院では例年3月の下旬頃から接種に来る方が増え始めます。

自治体によってハガキが届く時期が違うかもしれないので他の地域の動物病院のことはわかりませんが。

ハガキが届いたその日に動物病院へ行くとまだ空いているかも。

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